とある数学科大学生の備忘録

勉強してきたことをなんとなく話すブログ。厳密性は保証できないです。

集合系~名前のくせして写像~(作成中)

今回は集合系について話します。

 

 

 

 

集合系の定義

集合系の定義

まず、次のようにn個の集合があったとします。

 

A₁,A₂,・・・,An

 

それでこんな解釈をします。

 

"1に集合A₁が、2に集合A₂が、・・・nに集合Anが対応している"

 

そうすると、集合{1,2,・・・,n}のAの像が集合族{A₁,・・・,An}となるわけです。

 

Aの右下の文字を適当にλなんて書き直したAλ(ほんとはこのλはA₁の1みたいに小さいです。λを小さくできませんでした。)を集合系といいます。

 

注意点、解釈、その他いろいろ

n個の集合に番号付けをして番号からその集合への写像を考えそれを集合系と呼んでいるわけですね。"集合"系なんて名前ですが、バリバリ写像です。気を付けましょう。

 

あと、λは1からnのどれかですから集合[1,2・・・,n}の元ですね。このλのことを添え字なんて呼び方があるので、集合{1,2・・・,n}を添え字の集合とかいいます。(まんまですね。A君の家とかBちゃんのクラスみたいなものでしょうか?)

 

集合系に関する語句

和集合

集合系が与えられたとき、この集合系の少なくとも1つのAλの元になるようなものの全体からなる集合を集合系の和集合といいます。

共通部分

和集合のときとは、逆にすべてのAλに共通に含まれる元の全体からなる集合を集合系の共通部分といいます。

部分集合系

集合系の各集合Aλがとある集合Xの部分集合であるとき、この集合系を集合Xの部分集合けいといいます。

 

ここから少し難しくなります。