距離の定義
距離の定義はつぎのようになります。
ある集合の距離とは、
以下の条件をクリアしたその集合の直積集合(その集合から2つの元を組み合わせる)から実数全体への写像になります。
1.写像で飛ばした先は0以上であり、0になるときはある集合からおなじ元の組み合わせになる。
2.組み合わせの順番はとわない(同じ組み合わせなら写像先は同じになる)
3.三角方程式の成立
また、集合とその上の距離の組のことを距離空間(距離が考えられている集合のこと)と呼びます。
この例としては一般的に距離として認識されているユーグリット距離が挙げられます。
少し話が変わりますが、同値にはいろいろな意味で使われたりします。その中で距離の同値があります。
「うまく片方の距離を実数倍にすれば、もう片方の距離の値以下、以上にできる」ときに同値といいます。
これを知ると、片方の距離が連続、収束だともう片方も連続、収束であることが言えたりします。