とある数学科大学生の備忘録

勉強してきたことをなんとなく話すブログ。厳密性は保証できないです。

哲学とかはテーマ別で見たほうがいいと思う

教科書とかだと哲学などは”この時代にはこんな人がいてこんなことを言っていた”という感じに紹介されている印象が強い。

 

ただ正直この時代などで分けるやり方はあんまりいいとは思えない。テーマ別に分けて紹介するのがいいのではと思う。特にはじめて哲学に触れようとする人には。

 

1つのテーマにさまざまな時代、国からたくさんの意見が飛んでくる。それを比べながら自分はどの意見に近いのか、近い意見と自分の意見の違いは何だろうなどといろいろ考えやすい。ただ知識を羅列するのではなく、整理しながら能動的に学ぶのとができると思う。

 

なんでもかんでも時系列に沿って勉強するのはおかしい。数学や理科だって時系列のカリキュラムは組まれていない。

 

誤解がないように言っておくが、時系列に学ぶことを全否定しているわけではない。数学や理科だって、数学史や自然科学史の本や授業があるし価値がある。私が言いたいのは、哲学と哲学史とで分けるべきだということだ。哲学のほうは時代を無視してテーマ別に、哲学史は時代別と区別をしたほうがいいのではと思う。

 

最後にこんなことを思ったのはこの本を読んだからである。テーマ別に書かれていて私のような哲学に詳しくない人でも読みやすい。