集合の濃度~集合の元がどれだけ詰まっているか~
〇はじめに~なぜ濃度という概念があるか?~
(途中)
〇集合の濃度の定義
集合AからBへの全単射な写像が存在するとき、AとBは濃度が等しいといいます。
表記は、 A~Bと書きます。
これはなんのためにあるのかというと
集合の中には、元の個数が無限にあるものがあります。(無限集合といいます。)
そうすると、個数を数えては比べられないので、
全単射を用いた濃度という概念で考えるわけです。
例えば、自然数全体の集合、実数全体の集合はどちらも無限集合ですが、
直観的には実数全体のほうが元の個数は多そうです。
その時に濃度を使います。
実際に、実数全体の集合と自然数全体の集合の濃度は違います。
これは濃度についての例として有名で、
これを説明するときには対角線論法を用います。